Yurigramming

読書と登山とプログラミングと

読んだ本とか

みかみてれん『百合に挟まれてる女って、罪ですか?』

みかみてれんと言えばあの乙宗梢にそっくりの接吻病患者が出てくるあのみかみてれんである。

kakuyomu.jp

 

数多の百合ラノベを執筆しているのだが、ラノベをあまり読まないのもあって手を付けたことはなかった。しかし、2週間ほど前に半額セールをしているのを見つけて購入してみた。

暴力団を思わせる神枝家と久利山家の間にはそういった団体で繰り広げられていそうな争い?が繰り広げられている。で、7本勝負で決着をつけようという話から始まるのだが、酒飲みだとかカラオケだとか平和な勝負を繰り広げている。争いというよりはもう組長同士も百合カップルなんじゃないかと。

そんなこんなで3対3にもつれ込んで最後の勝負が互いの家の秘蔵っ子が朝川茉優(あさかわまゆ)を落とすというもの。神枝と久利山のエージェントが彼女の働くメイド喫茶に入り込んでイチャラブが繰り広げられるのだが、そのイチャラブが結構刺激が強いものになっている。それで朝川茉優はあっさり籠絡されるのだが、問題は2人のうちのどっちも選べないというヘタレぶりでこれが原因で二人共振り回されることになってしまう。

全体通してイチャラブ百合えっちな内容なのだが、最終盤の伏線回収にはおぉと関心してしまうものがあった。

 

 

ティーブン・R・コヴィー『7つの習慣

時折読みたくなる自己啓発本。この種の本はビジネス書とか哲学とかいろいろ読んでいるほうなのだが、だいたい書いてある内容は根のところは同じなので、本を読む時間を実践に充てるべきではないかといつも思う。もちろん、有名なだけあって、書いてあることは全部正しい。色々な分野から例を引っ張ってきていて、読んでわかりやすい。ただ、問題は実践できるかどうかなのだ。実践できていないという焦りの気持ちから、もう一度読書をして何か正しいことをしているような気持ちになる...これの繰り返しだ。

死ぬときに後悔しない生き方をすべきで、死ぬときにもっとテレビを見ればよかったなどと考える人はいないだろう、ということが書かれている。そして、自分の葬儀の時にどんなふうに見送られたいか思い浮かべてみよという課題が与えられる。

私は友達がいない人間だから、私が死んだ時、誰が葬儀に来るのだろうか?というのが私の本音だ。だから、弔辞の言葉のことは置いておくことにして、死に際というと私はヘッセの『クヌルプ』を思い出す。彼も孤独な人だった。雪の中、道半ばで倒れた彼のもとに神様が降り立つ。そこで彼は私の人生に意味があったのかと神様に問う。すると、お前はお前にしか生きられない人生を生きた、そのことに意味があるのだと答えた。

私もこんなふうに生きて死にたい。自分にしかできないことをして、これが私の人生だったと思えるのならそれでいい。ただ、何も残さないで死ぬとなるとあまりにも虚しい。何かの本に人は世界に傷跡を残すことを望んでいるものだ、というようなことが書いてあった気がする。きっと私もそうなのだ。そして、それを成し遂げるためにより良い人間になりたいと思っている。

私の心に響いたのは前半の私的領域の部分であった。終盤の他者との関わりの部分はあまり感心が持てず、サラッと読み流してしまった。正しい人間になるために何ができるか、それから、第四領域の無意味な時間をいかに過ごさないでいられるか。特に私はyoutubeを常に見てしまっているからこの時間をどうしたら減らせるのか...

 

kindle Unlimited

今、3か月\99という破格の値段で申し込むことができる。あまり興味はなかったのだが、最近『山と渓谷』という雑誌を読んでいて紙で買うと1冊\1,300くらいする。このサブスクは\990だから、この雑誌を読んでいる限り元は取れるだろう。それに、対象の本の中にも興味ある本がいろいろあるし、まずは3か月試してみることにする。

自己紹介

私はアウトプットのできない人間で今までもhugoとかnoteとかいろいろなツールを使って自分の心情をネットの海に放出しようと努力をしてきた。hugoでHPを作って、github pageにあげてもいるのだが、まず誰も見に来ないからモチベーションが維持できない。noteは確かにスキしてくれる人もいるのだが、なんというか、個人じゃなくて何かの企業のアカウントみたいなのからしか反応がない。自己紹介の記事を書いたときには見た人=スキした人みたいな感じになっていて、一体どういうことなのかと疑問に思うほどだった。

今回はたまたまここで読書日記をつけている人を見つけて、私もこんな風に書けるようになりたいという思いからブログを作ってみることにした。いつまで続くかわからないが、とにかく感情を吐露できる人間を目指したい。